2015年1月4日日曜日

Ubuntu Server 14.04.1 LTSのセットアップ(作成中)

サーバ機にUbuntuをインストールしたときのメモ。
バージョンによって自動的に入るパッケージが異なるので、設定方法が参考にしたサイトと多少違うこともあった。

環境

サーバ機:XS35V2
  • Atom D525(64-bit CPU)
  • ドライブ:120GB SSD、1TB SSHD
  • メモリ:4GB DDR3 SO-DIMM
  • 端子:USB2.0、Ethernet
  • 外部インターフェイス:ディスプレイ、キーボード
クライアント機:MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)
  • Mac OS X Yosemite (10.10.1)
  • LAN内
  • X11
ルーター:Aterm WR8160N


インストールメディアの作成

今回インストールするPCには光学ドライブがないので、USBメモリを用いることにした。
まず、Download Ubuntu Server から 14.04.01 LTS をダウンロード。
CPUが32bitの場合は "Alternative downloads and torrents" から。
Ubuntu Desktopと比べ、Server版では、GUIを削るなどしてパッケージが最小限に留まっているため、容量とパワーを節約することができる。

Macでisoファイルからブートメディアを作成するためには、まずこれを書き込み可能イメージに変換する。

$ hdiutil convert -format UDRW -o ubuntu-14.04.1-server-amd64 ubuntu-14.04.1-server-amd64.iso

これにより、dmgファイルが作成される。
注)コマンドはターミナルを開いて打っている。
  $は一般ユーザー、#はrootユーザー(sudoをつける)で実行する。

次にUSBメモリを差し込む。1GBあれば足りるはず。
イメージを書き込む前に、これをアンマウントする。
まず、USBメモリのデバイス名を確認。

$ diskutil list

名前と容量から、 /dev/disk2 であることが分かったので、これを指定してアンマウント。

$ diskutil unmountDisk /dev/disk2

イメージを書き込む。ifは入力で、ofは出力。

# dd if=ubuntu-14.04.1-server-amd64.dmg of=/dev/disk2

終了時のダイアログではディスクを「取り出す」して、さらにコマンドでUSBを取り出す。

$ diskutil eject /dev/disk2

インストール

サーバ機にUSBメモリを差し込んで、電源をつける。
OSが入っていなければUSBからブートするはずだが、そうならなかった場合は起動時にF11を押して、ブートメディアを選択する。

インストーラが起動すると、インストールオプションのメニューが出る。
ここでF3でキーボード配置を設定できるのでやっておく。
キーマップは Japanese で。
インストール過程でも設定できるが、自動検出だと記号の配置が適合しなかった。
設定したら、Install Ubuntu Server を選択してEnterで進む。

Language は English を選択。
(文字化け問題を回避できる/つまずいたときに調べやすい)
Location は other -> Asia -> Japan を選択。
locale(地域情報)の設定で、EnglishとJapanの組み合わせが存在しないと表示されるので、ここでは "United States - en_US.UTF-8" とした。

ホスト名(以前投稿した、命名の仕方についての記事)、ユーザー名、パスワードを設定。
パスワードは7文字以下など脆弱なものにすると、警告が出る。

ホームディレクトリを暗号化するか聞かれる。
後のLVM暗号化がLUKSを使用しているのに対して、ここではeCryptfsを使用しているらしい。
LUKSのほうがパフォーマンスが良いらしい。
(参照:後藤大地 "Ubuntu 14.04開発版、ディスク/FS暗号化機能の性能への影響は | マイナビニュース" <http://news.mynavi.jp/news/2014/03/11/263/>)

システムのタイムゾーンを聞かれる。
Asia/Tokyo になっていたら Yes を選択。

次にパーティションを作成する。
Logical Volume Managerを使うと、1つ以上のディスクからなる領域を論理的に区切って、それぞれをディスクのように利用できるほか、必要に応じてそれらのサイズを柔軟に変更することができる。
Guidedを選択すると、ディスク容量に基づいてパーティションのサイズが自動で計算される。
オプションとしてLVMを暗号化することもできるが、ここでは "Guided - use entire disk and set up LVM" を選択した。

Select disk to partition ではシステムドライブを選択する。
ディスクの内容が消えてもいいか確認されたらYes。
パーティション情報を書き込むか聞かれたらYes。
Volume Group(パーティション総合)の容量はmaxのままで次へ。
作成するパーティションとフォーマット方式の一覧が出てくるので、問題なければYes。

HTTPプロキシは使用しないので、空白のまま次へ。
セキュリティ更新を、手動/自動/Landscape(Canonicalのビジネス向けソフト)を使用、の中から聞かれるので、ここでは手動に。

オプションでインストールするソフトウェアパッケージを選択する。
今回は、OpenSSHとLAMP(Linux/Apache/MySQL/PHP)にした。
Manual package selection を選択すれば、追加するパッケージ選択画面が次に現れる。

パッケージインストール中、設定項目を聞かれることがある。
LAMPを選択した場合、MySQLのrootパスワードを設定する画面が出る。

GRUBブートローダーをマスターブートレコードにインストールするか聞かれる。
Ubuntu起動時に起動オプションを設定したり、ディスクにインストールされた他のOSを選択したりすることができる。
Yesで次に。

インストールが終わると、インストールメディアを外せと言われるので、USBメモリを外し、Continue。
するとPCが再起動し、Ubuntuが起動する。

参考資料

0 件のコメント:

コメントを投稿