1日1食の日が増えたにも関わらず1ヶ月の食費が変わらないことから、自炊のモチベーションを上げようと、3日前の夜にスーパーで買い物をした。
こういうときに買ったものの一定の割合は、そこにあることも忘れて後日ミイラとなって冷蔵庫から発見されるのだが、魚を家で食べてないからと自分に言い聞かせて、特に値下げされているわけでもない100円くらいのアジも手にとった。総額2000円で、提示すれば3%オフになるカードを家に忘れたことをレジで気づいて、泣く泣く60円を手放した。
連日の夜更かしがたたり、昨晩は10時になる前に寝て、朝は6時に起きた。
珍しく早起きとなったので、消費期限を6時間すぎてはいたが、アジを焼いてみることにした。
ブログの記事にするほど、ふだん調理をしていないのである。
実際、魚を焼いたのも1年ほど前に一度蒲焼きを作ったきりで、4年目のグリルはその人生で2回目の着火を被ることになった。
「はじめての料理」とかいう本(なぜか自宅には初心者用の料理本が2冊ある)を見ながら、エラと内臓をとって洗った。
こういう処理も小学生のとき体育教室で行ったサマーキャンプ以来で、新聞紙がどんどん赤黒く染まって行くのを見て、食べられる部分が果たして残るのかを心配していた。
心なしかその目が悲しんでいるようにも見えた。
社会の闇を隠すように、内臓の乗った新聞紙をくるんで捨て、両面に塩を振ってグリルで焼いた。
その結果がこれである。
料理本通りにやったおかげで、見た目は期待より整った。
そこと差異があるとしたら、それは「丁寧に」とか「4〜5分」とかグリルの型番とか、その曖昧な表現のせいであり、論文としては失格である。ちなみに論文ではない。
アジの味は、やはり古いせいか少し臭みがあったが、塩の加減がちょうどよく、おいしく頂けた。
以上が今日の朝ごはん。手が臭う。

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